手段は独学! 目標は一発(ストレート)合格!!
中小企業診断士 資格試験体験記
中小企業診断士 理論政策更新研修 2回目
           -中小企業診断士の存在意義とは?-



  平成24年10月、今年も理論政策更新研修を受講してきました。今回は2回目です。

 今回の理論政策更新研修で印象に残ったことと言えば、研修の内容そのものよりも、「今、中小企業診断士の存在意義が問われている」という不安感でした。講師をされた診断士の方はいずれも、最近開催された「"ちいさな企業"未来会議 第二回総会」の内容を強く意識しているように感じました。

 "ちいさな企業"未来会議 第二回総会

 リンク先の「取りまとめ」をざっと呼んでいただければ分かると思いますが、はっきりいって「中小企業診断士」という資格制度がいかに迷走しているかを表しています。診断士について、

「専門性を発揮しつつ、適切な経営支援機能を発揮することができていない」
「小規模企業がニーズに合った診断士を容易に選ぶ事ができるような仕組みになっていない」
「資格保有者の能力維持は適切に行われているか」


等、辛らつな言葉が並びます。究めつけは、

「中小、小規模企業の経営支援を強化する上で、今後一層その役割を担うことが期待されている
税理士、公認会計士、弁護士、社会保険労務士等の若手専門家を養成していくことが重要である。」


・・・本来その役割を果たさなければいけない「中小企業診断士」は完全にスルー。いかに期待されていないかが分かります。確かに、税理士=税のプロ、公認会計士=会計のプロ、弁護士=法律全般のプロ、社労士=労務・社会保険のプロというようなイメージがありますが、中小企業診断士の場合は何ができるのかと聞かれたならは答えに困ります。表向きには「中小企業診断士=コンサルタントのプロ」なのでしょうが、診断士自体に大した法的独占業務もなく、そもそも「コンサルタント」という言葉自体があいまいです。

 今回の更新研修で、講師の方が強く述べていたことは「診断士にも専門性が求められている」ということでした。今までの診断士は、税理士や弁護士、会計士等の専門化をつなぐコーディネーター的な立場でも良かったのかもしれませんが、それだけでは診断士の存在価値、つまり企業経営者がわざわざ診断士にコンサルタント料を払って依頼する価値がないということなのでしょう。

 「中小企業診断士の資格は、色々な資格の2級の寄せ集め」的な皮肉は結構前から言われていますが、今回は公的にダメ出しをされた様に思えます。今回の結果を受けて今後、診断士の試験制度、更新制度も見直されるかもしれません。

 かく言う私の場合も、診断士の資格を取得してからこれといって目立った活動もしていないため、資格の価値を下げることに加担しているわけですが。中小企業診断士の資格更新時期まであと3年あります。それまでにこの資格がどうなるかは分かりませんが(最悪、更新しない可能性も含めて)、何かしら自分が得意とする分野を確立しておく等の対策を考えることが必要かなと感じた研修でした。
中小企業診断士 資格試験体験記 トップへ