手段は独学! 目標は一発(ストレート)合格!!
中小企業診断士 資格試験体験記
中小企業診断士 第2次試験(筆記試験)


1.あまりに無策

 自己採点の結果、ほぼ間違いなく第1次試験は合格していることを確信しました。第1次試験の合格は2年しか有効でありません。つまり、今年か来年に第2次試験に合格しないと、また1からやり直しとなります。しかし、2009年の第2次試験の試験日は10月25日。あと2ヶ月ちょっとしかありません。正直、今の段階でどのような問題が出るのかも全く知りません。そこで私は「今年の第2次試験は模試のつもりで受ける。そして来年に照準を合わせる。」ことにしました。もちろん模試のつもりといっても安くない試験料を払う以上は、全力で臨みますが。


2.第2次試験のテキスト選択


*注意:書籍画像は全て楽天アフィリエイトです。クリックして購入してもらえると私に1%の楽天ポイントが入ります。・・が、実際に本屋で実物を見てから購入することをお勧めします。また、画像は編集した時点での最新版です。購入前に最新版をチェックしてください。


 まずは第2次試験のテキストを買わなければ始まりません。第1次試験の時同様、ネットでテキストの評判を検索します。そして、とりあえず、TACの「第2次試験過去問題集」と「村井メソッド・事例攻略のセオリー」の2冊を購入することにしました。


(*注意:最新版をお買い求めください。毎年1月ごろ最新版が発売されます。)




(*注意:上記「事例攻略のセオリー」はH26年度版です。現在はもう最新版は出版されていないようです。

 しかしここで問題発生。楽天ブックス、Amazonなど、どこもかしこも第2次試験のテキストが売り切れで手に入りません。一番納期が早いところでも10日待ちです。おそらく第1次試験を自己採点し、合格が見込まれる受験生が一斉に購入したからだと思われます。試験まで2ヶ月ちょっとしかないところに10日のロスは大きいです。今後第2次試験を受ける予定のある方は、早めに第2次試験用のテキストを購入することをお勧めします



3.第2次試験勉強開始

 さて、テキストが届くまで10日間何もせずにすごすわけにはいきません。とりあえず第2次試験がどのようなものか調べてみます。

  ・試験は80分が4限(Ⅰ~Ⅳ)
  ・Ⅰは人事・労務関係(企業経営理論)がテーマらしい
  ・Ⅱは商業がテーマらしい
  ・Ⅲは工業がテーマらしい
  ・Ⅳは財務会計がテーマらしい
  ・電卓を持ち込んでもいい
  ・第1次試験同様、平均60点以上で合格、40点以下の科目があれば即不合格らしい
  ・どうやら合格割合が決まっている、つまり上位何%かが合格らしい(不確かな情報)

かなり難しいようで、ここが合格できずに何年も試験に落ちている人もいるようです。そんな試験に2ヶ月で挑みます(しかもテキストはまだない)。

 試験の概要が分かったところで、実際に過去の問題に目を通してみます。ネットで公開されている過去問をダウンロードし、じっくりと読み進めます。結果的にこの方法は正解でした。いきなり問題に挑んでも、到底答えられそうにありません。ひたすら事例(与件文という)を読む。苦肉の策ではありましたが、結構効果的でした。

 数日後、ネットで注文したテキストが手元に届きました。まずは「村井メソッド」の方を読み、問題の解き方を学びます。この本の内容を一言で言ってしまえば「解答は、与件文を引用して書く」ということだと思います。自分の言葉で解答するのではなく、与件文を利用して解答することが大事だという感じです。うーむ、なるほど。
 「村井メソッド」を一通り読み終えた後、今度はTACの過去問を眺めてみます。TACの解答の特徴としては、「10点か0点かではなく、6点くらいを目指す」と言った感じです(いわゆる「TACメソッド」)。論述問題で完璧な答えを解答するのは困難(というか不可能)です。なので、「あたらずさわらず」な解答をしようということでしょうか。

 この2書を一通り読んで分かったことですが、過去問題集の出版社によって、かなり答えにバラツキがあります。極端な場合、他社の解答をダメ解答として全面否定している場合もあります。中小企業診断士試験の主催者側からは、第2次試験の模範解答は公開されていません。そのためこのような現象が起きるのでしょう。いったいどこを信用したらいいのやら・・・。


4.何のために試験を受けるのか考える

 何社も過去問の解答を見比べていると、あまりのバラツキっぷりにどの解答を信用したらいいのか混乱してきます。いったい正しい解答とは何でしょうか?

 ここで改めて、何のためにこの中小企業診断士の資格試験を受けるのかを考えてみます。突き詰めるところ「試験に合格するため」といえると思います。よく、「資格の取得は実際の業務への通過点であるため、その先を見越す必要がある」というようなことを聞きます。しかし、コンサルタントの業務は中小企業診断士の資格がなくてもできますし、実際そうしている人も多くいます。また、「資格の取得は自己啓発のため」という場合もありますが、自己啓発なら勉強だけして試験を受ける必要はありません。やはり試験を受けるのは、奇麗事抜きに、「試験に合格した」という事実が欲しいからに他ならないと思います。
 さて、それを踏まえて、いったいどのような解答がベストなのかを考えます。極論かもしれませんが、私は「試験の採点者が正しいと思う答え」だと思います。過去問の解答を見ていると、「この答えはおかしいだろ」と思うことが度々あります。そしてなまじ自分に自信がついてくると、自分の解答の方が優れていると思いがちです。しかし、実際に採点者の解答を上回るようなすばらしい答えを思いついたとしても、点数が伸びるのはおそらく「採点者の答え」に近い解答でしょう。もし試験で点数を稼ぎたいのであれば、自分の主張を抑えて、採点者が欲している解答を書くべきだと思います。しかし、この謙虚さを身に付けるのは結構難しいことです。実務経験のある人であればなおさら。



5.自分の勉強方法

 2週間ほどかけて平成16年から平成20年まで、4年分の過去問と模範解答に目を通しました。そしてここからは、実際に手を動かして紙に解答を書いてみます。模範解答を一度見ているので、頭の中では書きたいことは分かっているのですが、なかなか思っているように文章にして表現できません。ましてや試験の解答には文字数制限があるため、調度いい量の文章を書くのはかなり困難です。

 最初に購入した「村井メソッド」と「TAC過去問題集2009」を解き終わった後、さらに「TAC過去問題集2007」と「同友館・過去問題集05」を古本で購入し、経験を積みました。これで平成13年から平成20年まで8年分の過去問を解いたことになります。(ちなみに「日本マンパワー・模範解答解説集2007」という本も買いましたが、かなりユニークな解答が多く、ほとんど使いませんでした。)

 その後は、時間の許す限り、与件文を読んでは解答を書くという作業をひたすら繰り返しました。すると不思議なもので、何度も同じ与件文を読んでいても、読むたびに見方が変わってきます。始めは分からなかった出題者の意図も、何となく分かるようになってきました。そして、書くたびに答えが変わっていくのも不思議でした。与件文はかなり練られて作られている印象を受けました。後は、限られた試験時間内で、どこまで出題者の意図を読み取れるかが鍵のようです。

 第2次試験で、解答によく使われるキーワードも少し分かってきました。これらは第1次試験のスピードテキストで確認し、丸暗記しておいても損はないと思います。

事例Ⅰ
シナジー(相乗効果)、教育訓練、ノウハウ蓄積、評価制度(基準)、報酬制度、(アルバイトの)社員登用制度、権限委譲、機能別組織・事業部別組織のメリット・デメリット、コミュニケーション、モラール、従業員満足度、業績連動型賃金(固定費の変動費化)、外注委託

事例Ⅱ
差別化、競争優位、顧客ニーズ、ブランド力、顧客関係強化、顧客満足度、ロイヤルティ

事例Ⅲ
親会社・大手得意先依存度のメリット・デメリット、情報共有(設計、進捗、生産予定、顧客情報)、QCD、作業標準化、外注依存・アウトソーシングのメリット・デメリット、OEMのメリット・デメリット

事例Ⅳ
収益性(利益率)、流動性(財務安全性、安定性)、回転性(効率性)、キャッシュフロー(間接法)、損益分岐点比率、限界利益・貢献利益、為替予約、オプション取引

 事例Ⅰは、常に「人事・労務がテーマである」と言うことを念頭に置くようにしました。どうしても、問題を解いているうちにテーマから外れていってしまいがちだったため、常に意識するよう心がけました。
 事例Ⅳだけは少し特殊です。とりあえずあらゆる比率を計算できるようにしておきました。また第1次試験のテキストを見直し、弱点である計算問題の克服を徹底的に行いました。


6.試験の作戦

 いよいよ試験本番が近づいてきました。私の立てた試験の作戦は次の通りです。(*注意:あくまで私の事前の作戦です) 「村井メソッド」「TACメソッド」に対抗して「さかなでメソッド」とでも名付けましょう。

  1.まず与件文を読む前に、問題文を読む。特に何を問われているのか(戦略・方法)を確認。
  2.問題の点数を確認
  3.与件文をざっと一度読む。
  4.2回目、与件文を読みながら、強みに「S」、弱みに「W」、機会に「O」、脅威に「T」マークをつけ下線を引く。
  5.余白に解答を下書きする。
  6.下書きした解答に、不足するキーワードがないか見ながら修正する。
  7.解答を清書する。

 「1」で重要なのは問題文の末です。「考えられるか」「類推されるか」「課題は何か」など何を聞かれているかを十分に意識する必要があります。これを間違えてしまうと、出題者の意図とはズレた解答をしてしまう可能性が高いです。ちなみに「類推されるか」の場合は、かなり想像を膨らませて答えてもいいようです。
 「2」で問題の点数を確認する意味は、力の注ぎ具合の目安です。100文字書いても10点程度の問題ならあまり時間をかけるべきではないでしょう。逆に30文字程度で20点の問題なら、オイシイのでしっかり答えます。
 「3」与件文に目を通し、大体の流れを理解します。
 「4」今度は慎重に読み進め、与件文にちりばめられているSWOTを拾い出します。カラーペンで色分けすることを推奨している学校もあるようですが、私はやりません。そんな時間はなさそうなので。
 「5」問題用紙の空いているところに、解答を下書きします。ここで大体の文字数が分かります。
 「6」与件文でチェックはしたけれども使わなかったキーワードなどを解答に加えて、制限文字数に解答を近づけていきます。
 「7」清書は字を綺麗に書くことを意識します。見た目も大事かと。

 この1~7の作戦を本番に実行する予定です。


7.母の死去

 第2次試験を2週間後に控えた2009年10月13日の朝、母が他界しました。母は1ヶ月ほど前から入院していました。最近は集中治療室に入り、意識もなく人工呼吸器の助けを借りていたため、もうそれほど長くないことは感じていました。深夜3時に病院に呼び出され、母が息を引き取るまで看取りました。
 私は母の葬式の喪主を務めました。葬儀屋との打ち合わせや訪問客の応対など多忙を極めました。そして気疲れからか、葬儀後、風邪をこじらせ熱を出し、3日間ほど寝込みました。

 生前、母は顔を合わせるたびに、試験はどうなったかを心配していました。私は、「今年は多分無理だから、来年がんばるよ」と答えていました。結局、母は私の試験の結果を知る前にこの世を去りました。きっと私の試験のことを最期まで気にしていたことでしょう。どうか、仏壇に試験の合格証を供えたい。今年は模試のつもりで受験する気でいましたが、なんとか合格したいとうい気持ちになりました。


8.中小企業診断士 第2次試験本番

 2009年10月25日。母の死から2週間、いよいよ中小企業診断士・第2次試験に挑みます。今回の試験会場も第1次試験同様、名古屋・中京大学。今回も、糖分補給とげんかつぎのためハイチューを食べながら会場に向かいます。

試験日程は次の通り

年月日 時間 分数
2009/10/25
(日曜日)
10:00~11:20 80 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅰ
11:40~13:00 80 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅱ
14:00~15:20 80 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅲ
15:40~17:00 80 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅳ

第1限目 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅰ
 和菓子メーカーA社が洋菓子メーカーF社を買収して、従業員のモラールが低下うんぬんかんぬんといった内容。事前に立てた作戦通り、「1」から「7」を実行します。しかし第2問が終わったころには時間がなくなってきました。早くも「さかなでメソッド」崩壊!私は専門学校の主催する直前模試などは一度も受けませんでした。もしも、模試を受けていたら、このような失敗は避けられたかもしれません。残り時間もないので、作戦の「5.下書き」「6.修正」を飛ばし、いきなり解答用紙に答えを直接書くことにしました。結局、制限時間ギリギリとなり見直しもしっかりできませんでした。しかもかなり字が汚い・・・
 おおよその点数は50点台といったところか?

第2限目 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅱ
 地域密着型のスポーツ用品店B社が競合出現に対抗、町の銭湯と共同で事業うんぬんかんぬんといった内容。早くも第1限目で「さかなでメソッド」が崩壊したので、これからは最初から直接解答用紙に答えを書きます。
 内容的には比較的分かりやすい事例だったと思います。おおよその点数は70点前後

第3限目 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅲ
 木製家具製造業のC社が、在庫過剰、欠品発生でどうしたらよいかといった内容。こちらも内容的にはそれほど複雑ではないと思います。過去にも何度か出題されているOEMについても出題されました。
 おおよその点数は60点台か。

第4限目 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅳ
 ここまでの予想、事例ⅠからⅢの平均点数は60点前後。この事例Ⅳで合否が決まるでしょう。
 作戦どおりまず「1.問題文を読む」が、・・・固まる・・・。まず第1問、過去問では、ここ数年ほとんど、同業他社や過去の実績などと比較して「問題点」を説明するパターンでした。しかし今年は何故か「長所と短所を説明せよ」ときました。さらに第2問・・・何これ?意味がわからん。景気変動で自己資本利益率のバラツキがどうとか、過去に全く出題されたことのない問題です。トドメは第3問。営業レバレッジって何?私は初めて聞く言葉です。財務レバレッジなら、スピードテキストにちらっと載っていましたが。駄目押しで第4問。為替損益の計算とオプション取引のメリット・デメリット。かなり守備の薄いとこを衝かれました。問題文に目を通しただけですでに涙目です。
 すっかり動揺していますが、とりあえず事例文を読みます。内容としては、スポーツウエア製造販売業D社が費用削減といった感じで、それほど特殊ではありません。
 第1問。過去問で学習した通り、収益性、流動性、回転性を示す比率を算出します。今年から初めて「長所」を訊かれているので、長所に「売上高総利益率」「棚卸資産回転率」、短所に「有形固定資産回転率」をあげておきました。
 第2問。はっきりいって手も足も出ません。なので設問1の計算問題は適当な数字を入れておきました。そして設問2の100文字の問題。後から分かったことですが、これは財務レバレッジについて訊かれていたようです。そんなこととは知らず、「キャッシュを得て負債の返済に充当すると税引前自己資本利益率のバラツキはどうなるか?」という問いに対し、「税引前利益率は改善する。なぜなら負債を返済することで支払利息が減るから」雰囲気だけで適当に答えておきました。
 第3問。設問1の損益分岐点売上高と売上減少時の経常利益の計算問題。これは過去問にもあるパターンの問題のため、2問中せめて1問は正解しておきたいところです。時間をかけて何度も計算します。設問2、まず本社売却時の損益分岐点売上高の計算問題。これも過去問の応用です。慎重に計算します。問題は次の営業レバレッジについて100文字で説明する問題。まず営業レバレッジが何かがわからないため、どうにもなりません。「本社を売却する」ということから、「営業レバレッジは改善し、D社の業績も良くなる」これまた雰囲気だけで適当に答えておきました。
 第4問。設問1は為替損益を計算する問題。これは過去にあまり出題されていないような問題です。適当な数字を入れておきます。設問2はD社が用いるべきオプション取引の種類と、オプション取引のメリット・デメリットを答える問題。オプションの種類は「ドルを売るプットオプション」と答えておきました。しかし50文字にはぜんぜん足りませんでした。オプション取引のメリット・デメリットに関しては知識をフルに使い何とか100文字埋めました。
 そうこうしているうちにあっという間に試験時間は終了。大した見直しもできずじまい。それにしてもなんと適当に埋めた解答欄の多いことでしょう。試験終了後、しばし呆然。そして心の中でつぶやきました。


  「ばあちゃん、終わったよ。ゴメン。ダメだった・・・」



9.第2次試験 自己採点

 試験のショックも覚めやらない、2日後。各専門学校から模範解答が発表され始めました。今年の合格は、もう諦めていますが、来年の合格に向けて反省をしておきます。

事例Ⅰ
 専門学校によりかなり解答にバラツキがあります。自己採点の結果、答えを大きく外している解答はなさそう。

 予想点数 55点

事例Ⅱ
 もともと結構自信はありました。自己採点の結果も、かなり点数は良いと思います。

 予想点数 80点

事例Ⅲ
 こちらもそれほど大きく外した解答はなさそう。

 予想点数 65点
 

事例Ⅳ
 事例Ⅰ~Ⅲで、合計予想点数は200点。平均60点以上必要であるため、合計得点は最低でも240点必要です。この事例Ⅳが40点の最低ラインを下回らなければ、合格も見えます。しかし・・・やっぱり無理か。かなり適当に解答欄を埋めたし。

 第1問。「売上高総利益率」と「有形固定資産回転率」は正解のようです。しかしもう1つの指標は「棚卸資産回転率」ではなく「負債比率」が正しそうです。試験時に相当焦っていたため、負債比率を計算するのを忘れていました。これは痛い・・・。

 甘めの予想点数で、20点

 第2問。当然ですが、適当に埋めた計算問題は不正解で0点。雰囲気だけで適当に書いた100文字の問題は・・・おそらく採点者次第でしょう

 予想点数 0点

 第3問。設問1の計算問題は2問中1問正解。設問2の計算問題も正解。かなり焦った状況の中で、これだけあっていれば上出来だと思います。雰囲気だけで答えた営業レバレッジについての100文字の問題は・・・まあこれも採点者次第でしょう。

 予想点数 8点

 第4問。適当に書いた為替差損の計算問題は当然不正解で0点。オプション取引についての問題は・・・まあ、遠からず近からずといった感じです。

 予想点数 8点

 事例Ⅳの予想点数の合計は36点でした。これだけでは40点の最低ラインに届きません。しかし万が一、適当に答えた長文問題で、採点者が部分点をくれているなら、もしや・・・・。望みの薄い期待は止めておきましょう。



第2次試験 筆記試験合格者発表

 2009年12月11日、とうとうこの日がきました。とはいうものの、実際にはすでに諦めていましたが。それでもやはり合格発表は緊張します。
 午前10時、中小企業診断協会のホームページに合格者の受験番号が公表されました。怖くてなかなか「名古屋地区」のリンクをクリックできません。しかしこれ以上引っ張っても意味はないので、意を決して合格者発表のページを開きました。


   「0904801-00・・・





















   あった!!


奇跡が起きました!どうやら適当に書いた事例Ⅳで部分点をもらえたようです(こちらも参考)。点数は分かりませんが、合格したことは間違いなさそうです(←この時点でまだ何かの間違いではないかと少し疑っている)

 そして家に帰り、仏壇の前で母にも報告しました。


   「ばあちゃん、ありがとう。受かったよ。」



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